起業支援に強い公認会計士の安川です。
会社を設立する際に金融機関からの借入を考えるのであれば、
借りやすくするために準備しておくことが必要になります。
①自己資金を貯めておく
当たり前すぎることですが、とても重要になります。
起業のためにお金を貯めてきた人
全く貯めてこなかった人
あなたならどちらにお金を貸したいですか?
事業が成功するのかどうか判断するのはなかなか難しいので、
これまでの努力をわかってもらうためにも、
お金を貯めておくことが必要になります!
融資額においての自己資金割合が1/3というのが平均的な数字になっていますので、
ある程度は貯めておきたいところです。
②お客さんをつくっておく(売上がある)
売上があるのかどうか、
返済資金を確保するために1番大事になるのが売上動向です。
既に確定した売上がある、
ということを示せれば大きなアドバンテージになります。
③自分の過去の経歴などが活かされるビジネスになっている
サラリーマン時代に得た知識を活かしたビジネスとなっている場合や、
副業などで販売実績があるなど
自分の強みが活かされていると前向きに話しを聞いてもらえます。
持っている知識やノウハウ、経験を棚卸しておくことも大事です!
④数字での説明ができる
最後は数字で示せるかどうかになります!
どれだけ稼げて、どのくらいまでなら借入返済がスムーズにできるのか、
これを数字に落とし込んでおけると強いです。
客単価はどのくらいか
売上構成はどうなっているのか
粗利率はどのくらいか
経費はどの程度かかるのか
利益は何年目、何ヶ月目から出る予定か
など数字での説明ができると信頼感を得られます。
⑤専門家のアドバイスを受ける
最後に来て営業っぽくなってますが、
近くにいる専門家の方と事業計画をつくっておくのが良いと思います。
①〜④までを自分で把握してあり、
準備できる方はご自身で申請しても大丈夫だと思います。
①〜④で何か足りないものがある場合には、
税理士、公認会計士、中小企業診断士など
専門家のアドバイスを受けて、
一緒に事業計画を作って申請することをお勧めします。
専門家の方は金融機関とのネットワーク、信頼関係を作ってあることが多いです。
専門家の信用を上手く借りて、申請した方が、金利面でも金額面でも恩恵を受けられる事が多いです。
そもそも、日本政策金融公庫には、
中小企業経営力強化資金という認定支援機関という専門家を使った事業計画であれば、金利を優遇するという融資制度があるくらいです。
上手く専門家を利用しましょう!
創業融資を取りやすくする5つのポイントでした。
そもそも論として、
クレジットカードの返済ができていないなどの個人信用情報でブラックな過去があると、
①〜⑤を満たしていてもお金を借りられません。
個人信用情報は自分でも調べられますので、気になることがある方は
事前に調べてみるといいかもしれません。