10月に合同会社の設立をサポートしました。
最近は、合同会社の設立が少しづつ増えているような気がします。
だんだんと合同会社というものが認知されてきているのかもしれません!
1人で会社を設立するという場合は、株式会社も合同会社も基本的には大きな違いはそこまでありません。
株式会社の場合は、株主と役員を分けられるので、オーナーというポジションがありますが、
合同会社の場合は、出資者が経営者というのが基本になります。
1人で会社設立する場合で、出資者も自分だけということであれば、ほぼ同じです。
対外的な信用力としては、株式会社の方が高いというのはあるかもしれません。
株式会社を設立するには、公証役場での定款認証、法務局への登記申請と2段階あります。
合同会社は定款を自分で作って、法務局へ申請するだけなので、簡単な分だけ信用力が低いのかもしれません。
設立費用についても、
株式会社は設立コストが20万円かかりますが、合同会社は6万円ですみます。
個人事業主の方が、法人成りしたいという場合で、既に実績もあり、対外的な信用力もそこまで必要としないという場合には、合同会社を選択してもいいのかもしれません。
法人成りというと、設立から2期間は免税事業者になり、消費税がかからないというのがメリットでした。
そのため、消費税の節税目的で個人事業主の方が、法人設立を行うということが多かったですが、
インボイス制度の導入で、課税事業者に登録が必要な業種の方は、法人成りした時の消費税の免税期間を使うメリットがなくなってしまいそうなので、今後の法人設立については、法人設立による社会保険料の増加なども含め、よく考えてから設立した方がいいかもしれません。