固定費の怖さ

今までは事務所借りていないので、固定費を負っていませんでした。

今月から家賃が発生するので固定費を抱えることになります。

固定費を持つと、毎月一定額は支出が発生するので、やはり不安になりますね。

 

固定費を回収するためには、そのコスト分だけ粗利を稼がなくてはいけません。

売上ではなく粗利で稼ぐ必要があります。

 

例えば、粗利が60%で家賃が10万円の場合、

家賃を支払うために10万円売上を上げるだけでは足りません。

16.7万円の売上を獲得すると家賃分が回収されます。

16.7万円×0.6 = 約10万円

1000円のモノを売っている場合には、167個売ったら家賃回収といイメージです。

 

店舗経営の場合は、基本家賃が発生していますので、

家賃÷粗利率 の金額についての売上が必要になります。

他にも人件費や光熱費なども発生してきますので、

(家賃+人件費+光熱費)÷粗利率 をした売上高が達成できそうかという視点で考えてみてください。

 

技術や知恵を売る商売の場合はほぼ売上が粗利になるので計算しやすいですが、

飲食店などモノが関係してくる商売は粗利を考慮してどれだけの売上が必要になるのか考えてみてください。

 

また、粗利率が高い方が固定費の回収がしやすいので、

粗利率を高められないか、という視点も必要になります。

 

粗利率を高くしようと思ったら、売価を高くするか、原価管理をしっかり行い原価を低くすることになります。

人気商品などは値上げをすればそのまま粗利に影響してきます。

1000円のモノを1100円で売る場合、

粗利率60%だったものが、63%に上昇します。

 

原価においては、安い仕入先を探したり、

人気商品に絞りロスを減らしたりすることで改善していくことになります。

 

売価を上げる、

原価を下げる

固定費を削減する

この視点をもって今の状況を見直し、改善できるところがないかを考えてみてください。