リピート率を上げる方法を考える

店舗経営のお客さんを見ていて、最近思うことは、

経営が安定している、順調に言っているお店はリピート率が高いです。

そもそもリピート率をちゃんと把握していないお店の方が多かったりもしますが、

継続的なお客んになってもらうことを考えているお店はだんだん安定している気がします。

 

広告を打つにしても、

10万、20万はかかるのですが、そこで来てくれた人をどれだけリピートさせられるのかということを

真剣に考えている方が上手くいっています。

 

何回分かのチケットを進めて継続的に来てもらえるようにしたり、

前金をもらう分だけサービスを付加して通ってもらったり、

メールアドレスなどを教えてもらい継続的に連絡が取れるようにして置いたり、

SNSに登録してもらったり、

このあたりをしっかりと考えておくと、1回の広告効果をより高めています。

 

LTV(ライフタイムバリュー)という視点をもって見ていくことは大事になります。

お客様と関係を作るとどれだけの期間で、どれだけの利益を上げられるのか

ここをもう一度見直してみてください。

1回で終わらせなければ、利益は積みあがります。

2回目3回目は広告費を掛けなくても、サービス提供できるので、利益率はより高まります。

1回目の新規のお客さんばかりを相手にしていると、

広告費もかかるし、クーポンなどによって利益率も低くなると思います。

 

来店ポイントをつくったり、お店のポイントがあったりするのも何回も使ってもらうための工夫です。

原価率50%の商品を売っているとした場合、

1.1000円のメニューを10%値引き

原価 1000×50%=500円

値引き 1,000×10%=100円

利益  1000-100-500=400円

利益率 40%(400÷1000)

 

2.利益率50%、1000円のメニューを5回目は50%OFF

5回来た時の原価 1回目から5回目 1000円×50%×5=2500円

値引き      500円

5回合計の利益   5,000円-2500-500=2,000円

利益率     40% (2000円÷5000円)

基本的には1回あたり100円の値引きをするので、同じことをしているのですが、

10%引きと50%引きというインパクトで、

次にまた来たいと思う誘因はどちらの方があるのかということなども考えてみると面白いのかもしれません。

途中で来なくなったお客さんがいた時には、値引きをしなくて済むので利益率は50%のままになりますし、

値引きのタイミングを後ろにズラすことで資金繰り的には余裕が持てるようになります。

上記はあくまで例ですが、ポイントカードを作ったり、来店ポイントを貯めたりするのは、理由があるということですね。

 

お店のコンセプトや雰囲気などもあると思いますので、

自分のお店に会った、再来店してもらえるような仕組み、

一度出会ったお客さんと長く付き合う方法を考えてみてください。