会社設立時に創業融資を借りた会社が、設立から2期経過し追加融資を申請しました。
日本政策金融公庫に返済した金額プラスアルファで借りられないかという提案をしてみたところ、上手くいきそうです。
過去の返済実績があるため、基本は前向きに検討してもらえました。
減価償却見合い分だけ赤字になっていたのですが、
キャッシュフローとしては実質的にはトントンで、今後の売上計画なども提示したことで、
大きな問題はないだろうと考えてくれているのだと思われます。
毎月の経理などをしっかりやっていると、
試算表を提示することで、実績についての信用力も上がりますので、
タイムリーに経営数字を説明できる環境を作っておくのは非常に大事だと思います。
借入については、無借金がいいという方もいれば、借りておいた方が良いという方もいて、
判断が難しい部分でもあります。
毎期黒字で現預金がたくさんある会社さんはいらないと思いますが、
何が起こるかわからない中小企業に関しては、
個人的には、無駄に使ったり、すぐに使い切ってしまわないようにするのであれば、
借りておくのも1つの選択肢だと思っています。
手元に現預金が少ないと資金繰りについて頭から離れない部分が出てきて、
日常業務の集中力が減ったり、気持ち的にソワソワして落ち着かなかったりします。
多少なりとも、現預金がまだあるという精神的な安定を得るというのも大事かなと思っています。