経営情報をできるだけタイムリーに把握することが重要になります。
環境の変化が約なっている現在、半年前の数字を見てから動き出すよりも、
現状の数字をタイムリーに把握し、動いていくことが重要になります。
そのためにも、できるだけタイムリーに経営状況を把握できる仕組みをつくることが大事です。
AIの発達などにより、銀行やクレジットカードのデータは自動で連携されるようになり、
取引先も一度登録すれば学習機能が発揮され、
繰り返し発生する取引には前回覚えさせて勘定科目がつくようになってきています。
2回目以降の取引については、登録ボタンを押すだけの簡単な作業で財務の把握ができるようになっています。
このような技術の進歩を上手く活用し、記帳や入力には時間をかけず、
経営状況がどうなのか、今後どうしていくのか、
改善点は何か、
などについて話す時間を増やしていくことで、
黒字化につながるサポートをしていきたいと思っています。
まずは、粗利率を把握しておきましょう。
できれば変動比率までわかればより精緻な数字を把握できますが、
入口としては粗利率でOKです。
これがわかると、売上の数字を見ただけで、おおよその利益が推測できます。
経費は固定費となるものが多かったり、
販管費を見てもおおよそ毎月同じような金額が計上されます。
そのため、粗利率がわかれば、
売上×粗利率-経費で月の営業利益がつかめます。
自分の頭にある利益と、会計上の利益にギャップがある場合には、
なにか理由があるのかもしれないと分析したりしていくことで、
より会計の数字をしっかりと把握することもできるようになってきます。
数字がつかめるようになってくると、
だんだん楽しくなってくると思いますので、
一度自社の数字を眺めてみるのも面白いと思います!