借入を考える

金融機関からの借入をする可能性がある場合は、

株式会社か合同会社を検討しておくといいです。

 

出資金のみが責任の範囲となるので、個人財産を取られるというリスクを背負わないようにする

ということを考えておく必要があります。

 

日本政策金融公庫は創業融資から「無担保・無保証人」の融資があります。

代表者としての個人保証をしなくてすむので、

個人財産まで持っていかれる危険を背負わなくてよくなります。

 

基本的には代表者の個人保証を付けて借入をすることが多いので、

会社で返せないものは、個人で返していくことになるのですが、

無保証人の融資を使えば、個人で返す法律的な責任はありません。

個人財産まで失うことはなくなります。

その分だけ、利率が高くなったり、借りにくくなるのですが。

再スタートがしやすくなったり、

過度にプレッシャーを感じない

という精神的な影響もあると思いますので、無担保・無保証人で借りれるかは検討の余地ありです。

 

お勧めの融資

商工会議者の会員、かつ、小規模事業者(従業員5人以下)に限られますが、

商工会議所で受け付けをしている、マル経資金というのが最近のお勧めです。

無担保・無保証でありながら、直近の利率は1.1%とかなり低いものになっています。

静岡だと初年度は1%の利子補給もあります。

1年以上の事業実績のある方はお勧めです。

http://www.jcci.or.jp/sme/marukei/

 

ちょっと前までは、認定支援機関を利用した、

中小企業経営力強化資金もお勧めだったのですが、

利率が2%程度まで上がってきているので、

利率面ではあまりメリットがなくなってきた感じはあります。

ただ、専門家のアドバイスをもらって事業計画を作成するので

公庫からの印象は良くなり、融資の獲得率は高いと考えられます。

自分だけの力では借りられないかもしれないと不安に思う方にはお勧めです。