先週は地元の大きめの会計事務所の新人研修に2日間講師として行ってきました。
久しぶりに簿記を学問的に勉強したり、
税務の年間スケジュールを確の認したりしました。
同じ会計業界で働くことになる若者22歳くらいの方たちに対する印象
・とても勤勉で学ぶことに対する意欲が高い
正直、私が教える簿記の授業なんてそんなに面白くなかったと思いますが、一生懸命聞いていました。
メモもしっかりと取り、学ぶということに対する意欲はとても高かったです。
・日常会話もしっかりできる
休み時間に適当な会話を振るとしっかりと返ってくるし、言葉遣いも丁寧でした。
しっかりしてるなという印象でした。
とてもいい子たちだと思いました。
ただ、思った以上に野心がないという印象も受けました。
・資格を取得する気はない
会計事務所で働くということなので、税理士や会計士を取るのが当たり前くらいに思っていたのですが、
働きながら資格を取るのは難しいので資格取得を目指す気はないという方針の方がほとんど。
お給料がもらえればそれでもいいかなってことでした。
・独立やお金持ちになることに興味なし
「それなりに」という言葉が多かった気がします。
それなりにお給料をもらって、それなりに休みをとれて、残業も少なめだったらいいかな。
という感じの、それなりというのが基本的な意思決定基準のようでした。
・自由になるということには反応する
お金持ちには興味がないようでしたが、自由になるということに関しては関心が高かったです。
自由時間、働く場所が自由など自由度が高いということに関しては反応が良かったです。
私たちの時代は、自由になりたければお金が必要という感覚でしたが、
今の時代はお金がなくても自由になれるかもしれないという感覚があるのかもしれません。
最近は、20代と話をすることが少なかったので、とてもいい機会になりました。
講師をしてみて思ったことは、話すのが下手すぎるということ。
わかりやすく、かつ、面白く会計を知ってもらいたいと思うのですが、
学問的過ぎて詰まらなかったり、上手く受講者の興味を引きながら教えることができなかったり
講師をやるたびに思うのですが、なぜこんなにも上手くならないのかと自分がいやになります。
一流の講師が会計を教えたらどんな講義にするんだろう?
自分もセミナーを受けて、話し方や間の取り方、受講者との会話など
上手く盗んで活かしていきたいところ。
話が上手い人を見ると羨ましくて仕方ないです。
とてもいい経験をさせてもらて感謝です。