共同経営のメリット・デメリット

起業支援公認会計士の安川です。

起業する時に共同経営したいという方の相談を受ける事があります。

共同経営となると、

それぞれのビジョンや役割分担が明確になっていないと一緒にやっていくのは難しくなります。

意思決定権はだれにあるのか

誰が何を担当し、
どれだけの予算を与えるのか

利益の分配はどうするか

自由と規律のバランスが大事になってきます。
共同経営のメリット

1. 経営を行うにあたって、自分1人では足りないところを補うことができる
2. 同じ経営者の立場で協力し合えるパートナーを得ることができる
3. 経営の意思決定における相談や助言を得ることができる
4. 経営責任の一部を負担してもらえる
5. 経営者の孤独感を和らげることができる
共同経営のデメリット
1. 自分の思い通りに決裁できない
2. 単独で意思決定できない場合は、決裁に時間がかかり経営のスピードが落ちる
3. 貢献度に見合う報酬比率のバランスをとるのが難しい
4. 主従関係があいまいな場合は、常に相手のことに気を使うことになる
5. 責任の所在が不明確になる

共同経営には、メリットもデメリットもあります。
個人的な感覚ですが、

お互いに自立した状態(それぞれが責任をもつ覚悟がある)で
役割分担が明確になっている場合は
成功しているように思います。

共同経営で上手くいく場合は成長力も速い感じがあります。

組織(役割分担)が出来上がっているからか、
拡大する時のオペレーション、
仕組み化がしっかりしているようです。

しかし、

共同経営で成功している人は少ないのが現実です。

2人以上でやるのであれば、
スタート段階でしっかりとビジネスモデルを話し、

役割分担、責任の所在を明確にしておかないと、かなり難しいと思います。
共同経営をするかどうか、

共同経営するならどのようにやるのか、

スタート時点でしっかりと決めることをお勧めします。