共同創業の方が成長が速い。
しかし、経営の60%は内部の問題で苦労しているという事実もあり、安易な共同創業はやめた方がいいことになります。
しかし、共同創業者がいると、不安なとき、本当に苦しい時に支えがあり、救われます。長く苦しい時を一緒に過ごしてくれる友がいるのは何よりも心強いので、共同創業者をつくることをアメリカの有名なベンチャーキャピタルのYコンビネーターは勧めています。
では、どんな人と、共同経営するのがいいのか?
個人的な繋がりが必要
だとYコンビネーターのポールグレアムは言っています。
マイクロソフト、アップル、Google、Facebook
はみんな古くからの友人だったり、大学の同級生だったりと、個人的な繋がりが強い人での共同創業となっています。
日本でも、楽天、サイバーエージェント、リブセンス、DeNAは会社の同僚や同級生などやはり個人的な繋がりが強い場合が多いです。
つまり、自分の友人から共同創業者を選ぶのが一番ということになります。
ただし、ただ仲が良いというだけで友人を選んではいけません。
一緒に仕事をしたことがあったり、何かプロジェクトを一緒に経験した人の中で、一緒に仕事がしやすかった人から選ぶことがポイントになります。
そして、コミュニケーションコストがかかるので、人数は2、3人がベストになります。
ビジョンは同質、スキルは異質な人と組めるとなお良しです。
そして、何よりも重要になるのが、
『性格と熱意』
失敗したYコンビネーターのスタートアップが
「共同創業者を選ぶ時に、能力よりも、もっと性格と熱意をみて選ぶべきだった」と後悔する人が多かったということです。
やはり0→1の困難に立ち向かうには、熱意、
そして、同じ空間で過ごすことが多くなるので性格的な相性がとても大事になるということなのです。
創業時のアイディアが上手くいかないことはほとんどで、事業をピボットさせることは当たり前のように発生します。
そんな時にも分裂せずにやっていくには、
個人的な繋がりが強く、性格的な相性がよく、ビジョンが共有できていることが重要です。
では、共同創業者と上手くやっていくには何が必要かというと、
コミュニケーションです。
ゴール設定やビジョンを共有し、常にコミュニケーションをとっていくことが必要になります。
コミュニケーションを効果的にするための提案としては、
・常に近くにいる
スタートは大変なことも話し合うことも多いので、常に近くにいる方がいい
・書き出す
話すだけよりも、書き出す方が考えがまとまりやすい
・時間を決める
議論の時間を決めて話す。
定期的に問題解決のための話し合いの場をつくる
・場所を変える
オフィス以外で話をしたり、アイディア出しをしたりと場所をかえてみる
・シェアオフィスを避ける
シェアオフィスでは文化が生まれない。自社の結束力や、文化を、つくるためにオフィスをつくる
・最終意思決定者を決めておく
どうしても決まらない時は誰が決めるか定めておく
上手くいかないことの方が多いので、常にコミュニケーションを取り、お互いの認識、今後の方針を共有しておくことが共同創業には、必要です。
起業を考えたら、友達の中に共同創業者がいないか、共同創業者として協力してもらえないか周りを見渡してみて下さい。