静岡市の公認会計士・税理士安川です。
会計は面倒だという話をよく聞きます。
確かに面倒だとは思うのですが、会計処理をしっかりやっておいた方が良いのにも理由があります。
・自社の経営状況、財務状況がタイムリーに把握できる
日々、会計処理をしていれば、自分の会社の事業の状況がつかめます。
例えば、
現金残高は増えているか
売上は伸びているか
利益率はどのくらいか
無駄な経費はないか
などなどいろんな情報をすぐに調べることができます。
すぐに調べることができるので、対応も早くなります。
事業を成長させていきたいと考えた場合には、できるだけタイムリーに数字を把握しましょう。
・金融機関との交渉がしやすく、信用力も高くなる
社長が自社の状況をタイムリーに把握しており、話がしやすいとなれば、
金融機関からの信用度も高くなります。
信用度が高くなるので、融資の際にはプラスに働きます。
対金融機関だけでなく、
今後の会社の状況も把握できるので、
融資を適切なタイミングで行うことができます。
融資を受けたいと思ったときに、必ず必要になるのが決算書と試算表です。
過去の決算書はすぐに出せますが、
決算から半年経っているとなれば、試算表で直近の状況を確認したいと言われます。
その際にすぐに試算表を見せれる会社と、
まだ試算表がありませんとなってしまう会社では、
融資の交渉や調達までに時間的な差も生まれてしまいます。
・税金の支払い見込み額を把握でき、対策もできる
早い段階で損益の状況などが把握できれば、
税金の見込み額が計算できるので、
どのくらい資金を準備しておくか、または、節税対策を考えるか
ということを考えるための時間を作ることができます。
数字がわかっていないと、
最後に決算書を作ったタイミングで税金がわかるので、節税対策もできません。
固定資産などを買って、手元にお金が少ないのに、
全額が経費になるわけではないので、思った以上に利益が出てしまっていて、
納税資金の確保に慌てるという場合もなくはありません。
昔に比べ、会計入力自体は非常は簡単になってきています。
会計をタイムリーに把握すると、会社の見え方が違ってくるので、
できる限りタイムリーに把握できるようにしてみてください。
そのための仕組みづくりなどもご協力いたしますので、
気になることがある方は、お気軽にご相談ください。