開業時の店舗の賃貸契約はどうするか

静岡市の税理士、公認会計士の安川です。

 

店舗を開業しようと思うのですが、賃貸契約はいつすればいいのでしょうか?

という質問をもらったので、改めて記載しておきます。

 

結論から言うと、

仮契約、仮申込みをして、物件情報や申込みの書類を付ければ、融資の申請は受け付けてもらえます。

契約してからだと、もし融資を受けられなかった場合に、

解約手続きや違約金を取られてしまったりすると、お金が無駄になってしまうので、

賃貸契約の本契約は融資の審査後でも問題ありません。

 

インターネットに掲載されているよな物件情報のページを印刷したものでも、融資の申し込みはできます。

ただし、その物件を審査が通った後に借りられなかったということになってしまうと、

違う物件でも同じ売上を獲得できるのかなど、提出した事業計画と同じことが達成可能か、

事業の状況に影響を及ぼすことはないか

ということをもう一度確認する必要があると判断されれば、再審査となってしまいます。

 

融資申請時には、仮契約や申し込みをして、

1か月くらいはほかの人に借りられないように物件を抑えるようにしておくことが重要です。

公庫などの場合は、だいたい1か月くらいで結果をもらえるので、

1か月くらい抑えておければ大丈夫かなと考えられます。

 

融資の決定後に、本契約を行い、賃貸契約を結び、

賃貸契約書を銀行に提出すると、融資金額を振り込んでもらえるという流れが多いです。

 

店舗の場所ももちろん重要ですが、

審査の際に重要になるのは、

それよりも、

・自己資金がどれだけあるか、どうやって貯めてきたか

・その事業に関しての経験がしっかりあるか

・誠実な人かどうか

という部分が重要視されている印象があります。

 

しっかりと計画を作って、ビジネスプランを説明できるようにしておくことが

やはり重要になります。