創業融資などを借りる場合は、しっかりと事業計画を作成しておくことをお勧めします。
創業時に重要なのは、資金繰りです。
強気な予測も必要ですが、上手くいかなかったという場合の資金繰りも考えておく必要があります。
何にどのくらい必要か、
売上が上がって軌道に乗るまでにどのくらいの期間と資金が必要になるのか、
数字に置き直してシュミレーションしておきましょう。
先日、起業相談をした際に、
数字に落とし込んで計画を見たところ、
意外と資金繰りが苦しいかも…
ということを把握し、どの程度資金を用意するか、調達するかを考え直すことになった方もいました。
開業したいという気持ちは非常に大事ですが、
無理に開業しても、思っていたのと違う!っとなってしまって、つらい期間が長くなっても大変なので、
スタート時にある程度把握した状態にしておくといいと思います。
売上計画は、客数×単価×リピート率で計算してみてください。
値決めが経営と言われるように、
価格を決めると、その価格帯のターゲットが定まり、お客様になりそうな人が決まります。
お客様になって欲しい人をしっかりと想像してみてください。
よくペルソナという言い方をしたりしますが、
あの人がお客さんだったらいいなと思いつく人がベースになります。
その人の性別、年齢、趣味、所得、などその人の行動や意思決定パターンを想像して決めてみてください。
次に原価。
この価格で売りたいというものが何となく見えてきたら、
仕入価格を把握し原価率を計算しましょう。
原価が思ったより高くなり、想定していた価格では利益があまりとれない、という可能性もあります。
売価を高くするのか、原価で削れそうな部分はあるのか、
という現実的な視点からも検討が必要になります。
いろんな角度で考えて、いろんあシュミレーションをしながら、
これで行こうという価格、原価率を見つけていくことになります。
計画は作って終わりではなく、様々なケースを想定して作っておくことをお勧めします。
また、作成時には、専門家や先輩経営者の方に一度見てもらっておくと、視点が広がりいいと思います。