設備資金とは、文字通り会社の設備に関する資金で、
機械を購入したり、店舗を改装したり、机・椅子等の什器等を購入するための資金をいいます。
設備の耐用年数などにもよりますが、返済期間は長期間で借りやすいです。10年~15年程度
運転資金とは、仕入先への支払資金、経費の支払い、支払利息、買掛金・支払手形の決済など
会社を運営していくために必要な資金をいいます。
運転資金は返済期間が短めとなります。5年以内が多いです。
設備資金の方が何に使うのかの特定がしやすく、外部の業者から見積もりをもらうことで金額も客観的にわかりやすいので、
比較的金融機関も融資しやすいという側面があります。
融資の実行後にもしっかり設備にお金を使ったのかを領収書や決算書などで確認しやすいというのもあると思います。
運転資金は何に使うかは会社の自由に決められるお金なので、比較的調達しにくいことになります。
事業計画をつくり、どの程度必要なのかしっかりと説明する必要があります。
設備資金を金融機関から調達し、運転資金には自己資金を充てると比較的融資を受けやすいです。
設備資金で借りた方が返済期間も長くなり、1回の返済額も少なくなるので
現在のような低金利の状況では設備資金を借りるとした方がいいのかもしれません。