借入は悪いことではない

お金を借りるというと、どうしても悪いことをするというイメージを持ってしまう方が多いようです。

実際私も借入については抵抗がありましたし、今でも実際に借入をするから真剣に悩みます。

自己資金を貯めるのはもちろん大事なのですが、

全てを自己資金でやろうとするのは非常に難しく、準備時間がものすごくかかってしまいます。

そんな時は借入ということも1つの選択肢として持っておくといいと思います。

 

業績が悪くなってから貸してくれる金融機関はありません。

日ごろからお付き合いし、返済実績をつくっておくことで信用力を獲得し、借りたいときにいい条件で借りやすくしておくことも大事です。

もちろん、赤字補填のための借入は自分の首を絞めるだけなのでよくないです。

それをやるくらいならお店を閉めるとか、売却を考えた方がいいです。

ただ、新しい事に投資していくという場合には、借入をして早く動けるようにすることも大事になってきます。

借りた分をすぐに使ってしまっては困りますが、

お金を手元に残しておいて、利子だけコストとして払って、いざという時の保険にするのは大事です。

今なら金利も、1%〜2%くらいで借りられるので、手元にお金を残しておく安心感を買ったと思えば安い方です。

手元にある現預金が少なくなる、焦りますし、不安になります。

資金繰りのことばかり気になって仕事に集中できなくなります。

極端ですが、

100万円の自己資金で、100万円の利益が出て無借金で200万円の現預金保有の会社と

100万円の自己資金、借入5000万円で利益100万円で、現預金5200万円の会社

があったとすると、

両方とも純資産200万円の会社ですが、

現預金5200万円の会社の方が何かあっても会社を立て直す時間が作れるし、

チャンスの時にはすぐに投資もできる

感じがしませんか?

金利が安いようなら、借りられるだけ借りておいて、手元に残しておくことも選択肢の1つです。

借入が悪なのではなく、

赤字補填の借入や、無計画の借入が悪

なだけで借入は前向きに考えておいた方がいいです。

しっかりと計画を作って、

どのくらいなら返済できるかのシュミレーションをして、

無理がない範囲で借入をすることも考えてみるといいと思います。