資金繰り表を作って見える化しておく

資金繰りがどうなっているのか、よく見えなくなっていると、

現金残高が減ってくると気持ちに余裕がなくなります。

減っている原因をしっかり把握していれば、漠然とした不安がなくなります。

 

自分自身もそうなのですが、

例えば、税理士業界だと、

月次の顧問料と決算料という組み合わせで料金を頂くことが多いのですが、

決算料はお客様の決算が終わってからもらえるものなので、支出が先行することになり、

1年後まで料金が入ってきません。

なので、1年目は結構資金繰り的にも厳しい時期があったりします。

計画を作っておけば、どの時点でどれだけお金が入ってくるのかがわかり、

手元にどれだけ資金を置いておきたいか見えてきますし、資金が減っている時でも、

いつになればお金が入ってくるのかが見えるので、気持ちが落ち着きます。

 

月末締め、翌月末支払など支払サイトがあると思いますので、

これに合わせて、資金繰りがどうなっているのかも、確認しておくのも大事です。

 

支出も支払も月末締め、翌月末であれば、翌月に入金も出金もあり資金の動きに時間的なズレが少ないのであれば、

P/Lをベースに、借入の返済などP/Lに出てこない収支を入れていけばざっくりとした資金繰りの状況がつかめます。

 

サービス業などは、売上は現金ですぐにもらえることが多いので、比較的資金繰りには困らない業種になります。

 

資金繰りを少しでも改善したい場合は、

売上などの入金を早く

仕入などの支出を遅く

することがポイントになります。

 

飲食店や美容院など現金商売の店舗経営は、

売上はすぐにもらえるので、

仕入を翌月末支払にしてもらったり、

クレジットカードを使って買ったりすることで、

実際の現金が出ていくタイミングを遅くすることができ、資金繰りに余裕をもたせることができます。

そのうえ、クラウド会計などを使っていれば、クレジットカードの取引は引き込まれてくるので、

経理処理の手間も少なくて2倍お得です。

 

先日ブログにも書いた、PayPayを使えば利用額の20%がバックされるので、

使えるお店であれば、PayPayで決済すればより資金繰りが楽になるかもしれません。