1.クレジットカードで長期の延滞や支払が行われていないものがある
クレジットカードなどの信用情報は基本全て調べられます。
自分でも調べられるので、気になる方は調べてみるといいかもしれません。
全国銀行個人信用情報センター https://www.zenginkyo.or.jp/pcic/
上記の3つの信用情報については、調べますということが公庫の申込書には記載されています。
クレジットや銀行借入の状況はすべて確認されます。
こここで×印があると入口の段階で信用力無しとなり、
事業計画の話に入る前に、融資を断られることがほぼ決まると考えられます。
起業を考えている方は、普段から支払い状況には注意しておくのが良いでしょう。
2.税金が未納である場合
給与をもらっている方は、会社が税金を預かって納付してくれているので、
源泉徴収票を提出すればいいですが、
個人事業主や法人の場合は、納付の領収書を確認させてくださいと言われます。
期限内にしっかりと支払が行われているかを確認されます。
公庫は国の出資を受けている機関なので、税金未納は基本NGです。
しっかりと期限内に支払をするようにしましょう。
3.自己資金が少ない
起業するならそれなりの覚悟をもって準備してきた、ということを説明する必要があります。
金融機関の方から見て一番わかりやすいのが、自己資金の有無です。
しっかりとお金を貯めて準備してきたか、というところはしっかりと確認されます。
自己資金の有無はもちろんですが、どのようにしてお金を貯めたのかも評価されます。
急にお金が入ったと場合と、開業の日のために、毎月コツコツ貯めてきた場合では印象や評価が違ってきます。
起業に向けて毎月少しづつでも貯めておくとより評価してもらえます。
また、すでに事業をしている方は所得が小さくなりすぎていても借りにくくなります。
借入を考えた場合、過度な節税には注意が必要です。
4.携帯電話の支払が遅延している
これは1の信用情報とほぼ同じことなのですが、
携帯電話も割賦購入になっていることが多いので、信用情報に載ってきます。
携帯電話の支払遅延で×がついていたということもなくはありません。
意外なところで足元をすくわれないように注意しましょう。
5.今までの自分の知識や経験が活かしやすいかどうか
自分の持っているスキル、知識や経験が活かせる事業の方が話を分かってもらいやすく、
話を聞いてもらいやすくなります。
もちろんこれは絶対条件ではないですが、なぜ自分がこの事業をやろうと思ったのか、
という部分を説明する際に、自分の知識や経験を語れると反応が違ってきます。
伝え方という要素もありますが、自分の経験などと関連のある事業である方が融資を借りやすくなります。
1~4は×があったら借りられない可能性が非常に高いです。
5は関連がない場合はしっかりとした理由を話せるようにしておくことが大事です。
基本的には1から4をクリアしている方は、
事業計画をしっかりと作っていれば創業融資を借りられる可能性が十分あります。