融資を考えているという話をもらう時に、
確定申告書を見させてもらうと、所得が0円くらいの個人事業主の方がいたりします。
所得0円というのは、儲けがない、自分の給料が0円ということになるので、
融資を借りるのも難しくなります。
税金は払いたくないという意識が強すぎて、経費をたくさん使っている方がいますが、
利益が出ていないのはマイナス材料となりますので、注意が必要です。
法人であれば役員報酬が出ていることが確認できれば、個人のお金があるとわかりますが、
個人の場合は、所得0円ということになると、手元で自由に使えるお金がない状態を数字で示しているので、
金融機関も前向きに検討するのが難しくなります。
借入をした後は、返済をすることになります。
返済資金をしっかりと残さないといけないので、利益が出ていないと返済ができないことになります。
借入の返済は経費ではないので、利益から差し引かれます。
利益がなければ返済金額だけお金が減っていくことになりますので、
返済資金分程度の利益は最低限確保が必要になります。
税理士のサポートを付けずに自分でささっと確定申告をするのもいいですが、
気になることは質問したりできますし、
将来的に借入を考えたりする場合には、それに備えた財務諸表を作っておいた方が楽なので、
長い目で見ると専門家を近くに置いておくというのは大事なことなのかなと最近は思います。
事業の成長を考えているのであれば、専門家のサポートを受けれるようにした方がいいと思います。
金額などがきになるところだと思うので、
個人事業主向けの質問対応サービスみたいなものも考えようかなぁと思ったりしています。