キャッシュフロー経営

赤字が続いても会社は倒産しません。

それはなぜか?

答えは、

お金が手元に残っているから。

です。

手元にお金が残っている、

または、借入ができて支払ができる

というように、会社にお金がある限りは倒産しません。

つまり、お金がどのようになっているのか?

を把握しておくことが重要になります。

このように、

お金の出入りに注目することをキャッシュフローといいます。

基本的には損益と同じになるのですが、

支払までの期間や入金までの期間に差がある場合には損益と少し違ってきます。

実際、私も独立してみると、

損益も確かに気になるのですが、

それよりも、預金残高がどのくらいで、

キャッシュベースでどれだけ増えたか、減ったかが気になります。

 

店舗経営の方は、基本は現金商売になるため入金は遅れる事はほとんどないので、そこは計算しやすい部分になります。

クレジットカード決済サービスを利用しても、1週間程度で入金されるので安心です。

なので、キャッシュフローを考えた時には、支払について意識をしておくことになります。

支払は出金のタイミングを遅くする方が楽になります。

支払をする準備期間が長い方が対策もできるし、売上のお金も集まってきます。

現金支払ではなく、

クレジットカードを使ったり、

請求書払いでも、翌月末支払にしたりすると

手元にお金が多く残りやすいので、経営をしやすくなります。

 

整体などで回数券を売ったりするのも、キャッシュフローを良くするための手法のひとつです。

リピーターを確保するということもありますが、

先に何回分かのお金を受け取っておくことで、手元にあるお金が増え、

先行投資したり、支払にあてるお金が増えることになります。

また、後払いだと払ってもらえない時の影響を、直に受けますが、

先払の場合は、事業者側にはリスクがないので安心です。

多少クーポンを付けても、

回収リスクを回避でき、キャッシュフローを安定させられると思えば、

やってみる価値はあると思います。

このあたりは事業者の方の戦略によって違ってくる部分でもあるので、

どんなお店を持ちたいか、

どんなお客さんと、どんな関係を築きたいかを考えて決めてみて下さい。