静岡県事業引継ぎ支援センターの主催する
M&Aの研修に行ってきました。
トーマツコンサルティングの方が講師をしていて、
概要はとてもわかりやすかったです。
今日は株式価値の算定方法の3つの概要を話してくれました。
インカムアプローチ
マーケットアプローチ
コストアプローチ
公認会計士の人は知ってる内容かなと思いますが、税務中心の仕事になっていたので、いい復習になりました。
インカムアプローチの、
DCF(ディスカウントキャッシュフロー)法とか中小企業の税務メインになるとほとんど聞かない言葉なので、ちょっと懐かしいとか思いました。
キャッシュフローがそもそも見積りで、かつ、資本コストを決めるのもなかなか難しいので、
将来の見込みという意味では悪くないですが人によってそもそものキャッシュフローの見積り額が全然違う可能性もあるので、
理由をしっかりつけるのが難しいというか、全ての人が納得するというのは難しいのかなぁと思いながら聞いてました。
コストアプローチは、
簿価純資産、修正簿価純資産なので、現時点の時価としての納得感は高いかもしれないです。
反面、将来の成長力が見込まれないので、今後の伸びしろも含めた評価にならないのは微妙なところかもしれないですね。
マーケットアプローチは、
市場価格を参考にして評価するということなのですが、上場企業などの株価や指標を中小企業に当てはめるのはちょっと微妙な気もします。
上場企業だと、いろんな事業やってたり、ビジネスモデルが中小企業とはちがうので利益率なども違う部分が多い気もします。
どれでもメリット、デメリットがあるので、
3つの方法の合わせ技で評価して、
コミニュケーションを取りながら、売り手と買い手の間での落とし所をみつけていく
ということになってくるようです。
研修の帰りに、
税理士の大先輩の方々が、英語が多くてよくわからない!
と言ってるのがちょっと面白かったです。
事業承継の仕事もやってみたいなぁと思ったりもしました。