合同会社PlusC 代表社員 公認会計士の安川です。
最近、経営者の高齢化、後継ぎ不在などが問題視され、
事業承継が注目され始めています。
国も政策的に力を入れ始めている分野です。
事業の売買、M&Aによって事業を引き継ぎ、継続させるということになるのですが、
個人的に気になっているのが、M&Aの仲介手数料です。
上場しているM&Aの会社の仲介手数料は、2000万円からだったりするので、
小規模事業者には払えないレベルだったりします。
そもそも、仲介料がなぜそんなに高いのか、私が気になるのはここです。
専門家のDD(デューデリジェンス)手数料などは含まれていませんし、
相手先を紹介するだけでそれだけの価値があるのかどうか気になります。
営業マンを多く活用して、案件を獲得しに行ったりするので、経常的にコストがかかる一方で、
売上は案件が成立した時にスポットでしか入らないので手数料が高いのでしょうか?
しっかりとした理由はまだ調べていないのですが、
もしこの仮説が正しいのなら、ネットが普及したこの社会において、
もっとうまいやり方ができそうな気がしてきます。
ライフネット生命が保険の営業マンをネットに切り替えることで保険料を安くし、新たな地位を気づいたように、
M&A業界においてもネットを活用することで、案件獲得やマッチングのコストを削減し、
仲介手数料を減らすことで新たな風を吹かせることができないのかなと考えてしまいました。
M&A業界もこれからいろいろ変わっていくのでしょうか。
当社もビジネスマッチングのサービスを今後提供していきたいと考えています。
いずれは、現状のM&A業界を揺るがすような大きなインパクトを与えてみたいです。