公認会計士の安川です。
今日はお客さんの相談で、
頑張って売り上げが上がってきたけど、手もとにあまり残っていないという相談がありました。
開業から確かに順調に売上が伸びているのですが、利幅が薄い状況でした。
1人でこれ以上の売上を上げるのは限界なので、そろそろ人を雇うしかないのかもしれないが、
それもちょっと不安という感じでした。
売上の分析をざっとしてみると、
客単価が他のお店に比べて低いという印象を受けました。
話を聞いてみると、
新規オープンして、まずは売上が欲しかったので、安い価格でキャンペーンしている状態
ということでした。
実際、この単価どうですか?と聞くと、「安いですね。」
ということだったので、
安定顧客もついてきたので、客単価を上げることを考えてみたらどうだろうかということになりました。
売上を上げるという場合は、新規にばかり目が行くのですが、
客単価を倍にしても新規を1件取ったのと同じインパクトになります。
むしろ、働く時間から考えると、利益はより多くなると考えられます。
一定の顧客がついてきたら、次は客単価を上げるということを考えてみてください。
あなたのサービスを値段が安いから買っているお客さんと、
あなたに価値を感じてお金を払ってくれているお客さんでは、
今後の経営に対する影響も大きく違ってきます。
ちょっと自信がない方は、
新規については値上げとして、昔からの顧客は同じ価格で大事にするというのもありだと思います。
中小企業はリソースが限られているので、
一定の顧客が集まってきたら、客単価を上げるということも視野に入れてみてください。