静岡市の起業支援をする公認会計士・税理士の安川です。
起業したばかりで資金的に余裕があるとはいえない状況になると、
日銭を稼ぐことに目がいきがちになるのですが、
そんな時に重要になってくるのが、大きなビジョンを持つこと。
自分が向かうべき方向や、判断が必要になった時の軸となる価値観をしっかりと定めておくことが大事です。
そんなことを考えている時に、本棚を見てふと目に付いたのが、
この本です。↓
大学生くらいの時に読んだ本だと思うのですが、
今、読み返してみても改めてビジョンの重要性が伝わってきます。
物語風に書かれているのでとても読みやすいです。
大事な価値観をしっかりと決め、それに沿って行動していくことが重要です。
こんな例えがあります。
最初にバケツに大きな石を入れます。
もう石は入らないでしょうか?
小さな石ならまだ隙間があるので入ります。
では、小さな石を入れたらもうバケツに石は入らないでしょうか?
砂のような細かいものはまだ入ります。
工夫をすれば隙間を埋めていくことで、いろんなことができる!
ということ伝えたいのではありません。
反対から石を入れていった場合のことを考えてみてください。
最初にバケツに小さい石をいっぱいに入れたとしたら、
大きな石は入るでしょうか?
隙間もないので、絶対に入りません。
ここで重要なのは、
大事なものは最初に入れる必要がある。ということ。
こうなりたい、というビジョンを決め、
その価値観に沿って行動していかないと、自分が成し遂げたいところにはたどり着けません。
たどり着きたい場所を明確にしておけば、
そこに行くまでの手段はたくさんあるし、どの道を通っても正しい。
たどり着きたい場所を明確にしておくことで、その後の行動も変わってきます。
価値観が決まれば、自信をもって決断でき、前へ進めます。
一度時間を作って、ビジョンを考えてみるといいかもしれません。
最近、自分も作業に追われ、大きなビジョンが不明確だったと気づきました。
これから、どんなことをしていきたいのか、どんな人になりたいのか、
確定申告が終わったら、一度ゆっくり考える時間を作ろうと思います。