作業と本業

中小企業、小規模事業者の場合、

経理や労務、法務に時間をかけることができないことが多いです。

自分が営業をして、マーケティングプランを考えていたら、

経理や法務などのバックオフィスに手が回らないのは当たり前のことです。

正直、仕方ないです。

かといって、適当でもいいのかというと、それも困りなります。

経営情報はできるだけタイムリーに把握しないと、

その時々で状況は変わっているので、早い段階で状況把握できた方が良いことは間違いありません。

 

経費の精算や会計ソフトへの記帳など、作業になる部分はアウトソースし、

自分の時間をつくる方が効果は高いと思います。

もちろん、作業量にもよりますが、

入力したり、科目を調べたり、決算書をつくったり、

このあたりの作業は人に任せても問題にならない部分かなと思います。

 

その数字をみて、現状の実績がどうなのか、計画通りなのか、そうではないのか、

その理由は何なのか、

今後はどうしていくのが良いのか、

ここを考えるのが経営者としての本業になるので、

ここに時間を使った方が成長も速くなってきます。

 

実際に、上手く人に任せて、本業に集中している会社は伸びています。

 

投資が先か、稼ぐのが先かはその時の資金繰りにもよりますが、

人に任せて自分で稼ごうと決めている人はしっかりと投資を回収していき、

お金がもったいないので、全部自分でやろうとする人は、

どちらも中途半端で現状維持となっていることが多いように思います。

 

自分の価値を出せる仕事、「本業」と

自分の苦手なこと、価値を出せない仕事、「作業」

の切り分けがわかっているかどうかという違いがあります。

 

あなたの最も価値を出せる仕事は何ですか?

自分の本業が何か、振り返ってみてください。